シリーズ名 | 鋼材防食工法(NKジンク+シールコート007R) |
副題 | 鋼材防食(犠牲防食及びポリシロキサン系被覆) |
概要
下塗りに使用する『NKジンク』は亜鉛粉末、エポキシ樹脂配合主剤、硬化触媒の2液1粉末で構成する鋼材の防食を目的とする常温硬化型の有機ジンクリッチプライマーです。亜鉛の持つ電気化学的防錆効果(亜鉛は鉄や鋼に比べ、イオン化傾向が高い為、それらの金属と接触することで犠牲防食効果を発揮する。)とエポキシ樹脂の優れた付着性能によ り、鋼材を錆から守ります。
上塗りに使用する『シールコート007R』を塗布することで「NKジンク」の持つ高防食性と「シールコート007R」の持つ高耐候性を発揮し、鋼材の保護被膜として新・既設問わず様々な分野で使用することができます。
特徴
◆下塗り:NKジンク
(1)防食性
亜鉛末の持つ高い防錆効果は暴露耐久性に優れます。
(2)付着性
エポキシ樹脂の持つ高い付着性能で鋼材を錆びから守ります。
(3)施工性
刷毛、ローラー、スプレーガンで塗装可能で速乾性です。
◆上塗り:シールコート007R
(1)耐候性
無機系塗料の特徴である美観保持力の高い被膜を形成します。
(2)耐汚染性
汚れが付着し難く、付着しても除去が容易な被膜を形成します。
(3)施工性
高耐久被膜はメンテナンスコストを軽減することを可能とします。
用途
新設・既設問わず各種鋼構造物(鋼材素地)に対し使用可能です。
試験データ
(1)塩水噴霧試験
試験方法 | JIS K 5600-7-1準拠 |
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供試体 | NKジンク+シールコート007Rおよび輸入汎用品 |
試験時間 | ソルトスプレーテスターS-800(東洋精機社製) |
試験結果 | NKジンク+シールコート007Rの一般部に塗膜にふくれ、はがれ、割れを認めない(錆幅1mm以内)。 |
(2)促進耐候性試験
試験方法 | JIS K 5600-7-7準拠 |
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供給体 | NKジンク+シールコート007R |
試験時間 | 1000時間 | 試験結果 | 塗膜にふくれ、はがれ、割れ等のほか変色および著しい光沢低下を認めない。 |
(3)屋外曝露試験
試験方法 | JIS K 5600-7-6準拠 |
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供給体 | NNKジンク+シールコート007R |
試験時間 | 4年 | 試験結果 | 緩やかな光沢低下を認めるものの塗膜にふくれ、はがれ、割れを認めない。クロスカット部の錆の進展は認められない。 |