工法名 | クリスタルNCP工法 |
副題 | 表面含浸材を併用した無機系被覆工法 |
登録等 | NNTD(農業農村整備民間技術情報データベース)No.1263、農業水利施設保全補修ガイドブック掲載工法 |
概要
「クリスタルNCP工法」は抜群の劣化因子浸入抑止性能を持つハイブリッド型表面含浸材(けい酸塩系+シラン系)及び緻密な組織構造を持ち、各種物性に優れ長期安定性を発揮するポリマーセメントモルタルを併用したコンクリート構造物の無機系被覆・防食工法です。
特徴
①摩耗や断面欠損が生じる脆弱化した躯体コンクリートをけい酸アルカリ水溶液にて改質します。(付着強度の向上が図れ、表面被覆や断面修復実施前の補助工法として採用可)
②USCPモルタルは高炉水砕スラグ細骨材配合により緻密な構造で長期的な安定性を保持。
③表面含浸材適用により、耐摩耗性、中性化抑止性、耐凍害性の他、遮塩性、防汚性が付与され、補修だけに留まらず予防保全対策として耐久性能を維持・向上が図れる。
用途
⬛対象施設:鉄筋コンクリート開水路
⬛対策区分:補修
⬛工法区分:表面処理工法>表面被覆工法>無機系被覆工法/断面修復工法
性能
(1)無機系被覆工法品質規格試験結果
試験規格:「農業水利施設保全補修ガイドブック(H26)」無機系被覆工法品質規格準拠 試験機関:島根大学、株式会社中研コンサルタント
(2)断面修復工法品質規格試験結果
試験規格:「農業水利施設保全補修ガイドブック(H26)」断面修復工法品質規格準拠 試験機関:島根大学、株式会社中研コンサルタント
(3)A液(けい酸塩系含浸材)の塗布使用量と躯体改質効果について
試験方法:既設水路構造物におけるA液塗布後の付着強度測定